2022年08月30日 00時16分
お題:
幽霊
昔住んでいたアパートの裏が墓地だった。眠れない夜は見知らぬ家の墓に腰掛けてお酒を飲んだ。飲みきれなかった酎ハイなどは、プレゼントとしてお供えした。ある時幽霊が出た。幽霊はこう言った。「墓地に幽霊だなんてベタだなと思っているでしょう」私はあんまり酔っ払っていたので意識レベルが低下していた。その幽霊は、今まで会った誰とも似ていなかった。二日酔いで目覚めると、それはもはや夢か現か分からなくなっていた。