2022年08月17日 11時15分
お題: 自覚・低下・観劇
気圧
タバコを喫むために布団から抜け出してベランダに出た。続く気圧の低下で今日も雨が降っている。煙を限界まで肺に溜めて大きく吐き出す。ニコチン中毒は自覚している。雨音を聞きながらもう一度煙を吸い込んだ時、私は、自分が虚構の中にいるような感覚、いや、自分が劇中の役者で、誰かに観劇されているような感覚に襲われた。タバコを灰皿に擦り付け頭を振ってみたがその感覚は消えなかった。私は観客を試してみることにした。